2023年・2022年入社の新卒社員2人に、入社してからの事を振り返ってもらいました。
2023年・2022年入社の新卒社員2人に、入社してからの事を振り返ってもらいました。
私の就職活動の軸は「好きなことを仕事にする」ことでした。例えば、バイクが好きだからバイクメーカーを受けたり、ハンバーグが好きだからハンバーグ屋さんを受けたり。タクシー会社を受けたのはシンプルに運転が好きだったからです。実は、受けた会社は全部内定をもらえたんです。
ええ、そうなの?!すごいね!その中でどうして遠鉄タクシーに入社を決めたの?
やっぱり地元の浜松で働きたいと思ったんです。転勤しないでずっと浜松で暮らしたかったし、浜松で一生働いていくと思ったら「遠鉄ブランド」は間違いない選択だと思いました!
なるほどね、確かにそうかも。僕は最初「タクシー」は全く選択肢になかったな。
ずっと航空の仕事に興味を持っていて、航空業界に絞って就職活動をしていたんだけど、運悪く「コロナ禍」が直撃しちゃって。航空業界の求人はほとんどなくなって、あっても遠方ばかりだった。
Kさんと同じく地元志向が強かったから、それなら地元で働けるサービス業は他にないかと探し始めたよ。
そうだったんですね。Fさんの入社の決め手は何だったんですか?
入社の決め手になったのは、遠鉄タクシーの採用担当の方がたまたま同じ大学出身の先輩で。親近感が湧いたし、選考全体を通して話しやすい雰囲気があって、ここなら自分らしく自然体で働ける気がしたから入社した!
それはとてもよく分かります!私も採用担当の方と、昔やっていたテニスの話題で盛り上がったりして。終始、近い距離感で色々な話ができたことが入社の決め手のひとつになったと思います。
ただ単に当たり障りのない話をするのではなくて、もっと深い話ができるようなアットホームさがあって、役員の方を含めて距離の近さを感じました。人柄の良さがにじみ出ているというか、ここなら入社後に人間関係で悩まず、気持ちよく働けそうなイメージができました。
実際入社してみると、入社前に思っていた通りの会社だったよね。本当に誰とでも話しやすいし、人柄の良い人ばかり。面接などで感じた会社の空気感が自分と合っているかどうかは、けっこう重要かもしれないね。
この1年を振り返ってみて感じるのは「1年があっという間だったなぁ」ということです。大学時代と比べると時間の流れがすごく早くて「もう1年経ったのか!」と思います。
その中でも印象深かったのは「研修期間」。4月の入社後から初乗務の6月下旬まで、丁寧に研修してくれたおかげで、たくさんの不安を払拭することができたと思います。それでも、初乗務は本当に緊張しました!緊張しすぎて疲れたからか、その日は家に帰った途端に寝落ちしました(笑)。今ではいい思い出です。
分かる、分かる!初乗務のときの緊張は忘れられないよね。僕も研修期間のことはよく覚えているし、今でも仕事で活かせることばかり。
正直、地元出身で「浜松の地理なら大体分かるだろう」って自信を持っていたんだけど、研修初日からその自信はなくなった(笑)。浜松って言っても、自分がよく行くところ以外はほとんど未知の世界で。地理の不安は新人が必ず通る関門のひとつだよね。
僕は先輩ドライバーに「初めての道を通ったら、お客様を降ろしたあと、同じ道をそのまま帰るといいよ」と教えてもらったよ。行きと帰りで左右の景色が変わるので、その分たくさんの情報が頭の中に入って、道を覚えやすくなった。
へぇ~そんな覚え方があるんですね。私も最初、地理を覚えるのがとても不安でした。
今でも苦手なエリアはあるんですが、私は分かるエリアから関連付けて覚えていくようにしています。分からないエリアをイチから覚えていくより、分かるエリアを中心に業務を行って、分からないエリアが出てきたら地図を見ながら復習して「この道とここがつながるのか」と少しずつ範囲を広げていくイメージです。
覚え方は人それぞれあるから、覚えるコツを色んな先輩ドライバーに聞いてみるのも面白いよね。
あと、僕は2年目の途中から希望を出して「夜勤専属」の勤務に変えてもらった。理由は、夜のお客様への対応を学びたかったから。そんなに多くはないけど、昼に比べると夜のほうがトラブルが起こりやすい傾向にあるから、「トラブルが起きた時にどう対処するか」を自分で考えて実践してみたいと思ったんだよね。
その中で、僕が大切にしていることは「例外をつくらない」こと。例えば、本当は乗務員側が正しいのに、トラブルになるのが嫌でお客様の無茶な要望を飲んでしまう。すると、その場は丸く収まったとしても、きっとその方は他のタクシーでも同じことをしてしまうと思うんです。自分がラクだからといって一度例外をつくってしまうと、結果的に他のドライバーさんたちの迷惑になってしまうんですよね。
自分のことだけでなく、遠鉄タクシーや業界全体のことも、この2年間で意識できるようになったかな。
入社前は「タクシー=お金持ちの人が乗る乗り物」というイメージでした(笑)。でも、全くそんなことはなくて、本当に様々な人がタクシーを利用するんだってことが、入社後に分かるようになりました。
何十年と勤務するベテランドライバーの方も「この仕事は飽きないよ」と言っていたんですが、その理由がよく分かります。タクシードライバーは、お客様を20回乗せたら、20人分の話ができるんです。たくさんの出会いがあり、たくさんの人生に触れられる。そんな仕事って他にないですよね。
確かにタクシードライバーの会話は話題が尽きないですよね。私も大学時代はタクシーに乗る経験がほとんどなかったので、正直「もっと簡単な仕事」だと思っていました。お客様を乗せて目的地に行くだけみたいな(笑)。
でも本当は、1つの言葉、1つの動作、すべてに理由があって、細かい規定や約束事がたくさんあるんだってことが分かりました。そして、その1つ1つが、安全な運転を行うため、トラブルを防止するため、快適なサービスを提供するために必要不可欠だってことに、裏側を知って初めて気がつきました。
裏側を知ると奥深いなって思うよね。僕は「タクシーの運転手はぶっきらぼうで荒々しい」というイメージを持っていたんだけど、本当は優しくて良い人が多いし、丁寧に接客する人ばかりだと分かった。タクシードライバーの印象は180度変わったよ!
あと、これは遠鉄タクシーならではかも知れないけど、電話予約(無線配車)がめちゃくちゃ多いってことが驚きだった。配車アプリの利用者が増えてはいるけど、実際は電話予約が半分以上。予約が入ると、配車オペレーターの方がお迎えにあがる場所の停車位置など丁寧に案内してくれるので、仕事がやりやすいよね。
私は日勤ですが、日勤も電話予約が中心です。ほとんどが自宅と病院の送迎のお客様で、「いつもありがとね」と、お客様からの感謝の言葉を直接聞けるのは嬉しいです。
入社前はタクシーって旅行中や飲み会の帰りなど「臨時」で使うものだと思っていました。でも、実際は毎日の通院で「日常的」に利用する人がたくさんいるんです。
特に浜松は車社会なので、車がないと不便なことが多くあります。自家用車を持っていない方や免許を返納した方にとって、タクシーは生活する上で不可欠なものということを知りました。
他のタクシー会社のドライバーと話す機会が何度かあったんですけど、話を聞くと遠鉄タクシーは研修期間がすごく長いってことを知りました。
他のタクシー会社だと、すぐに現場に出るところもあると聞いたので「遠鉄タクシーで本当に良かった!」と安心しました。話しやすい雰囲気があるので、研修が終わったあとも相談しやすいのも魅力です。
「話しやすさ」は本当に抜群ですよね。出社して挨拶したら、「おはよう、そういえばさぁ…」と、いつの間にか会話が始まっていて(笑)。自分から「実は相談があるんですけど」と改まって話しかけるのはハードルが高いけど、会話の流れで「そういえばこの前こんなことがあって」と気軽に相談できるので助かっています。
特に新人はみんなでフォローしようという雰囲気があるので、先輩から話しかけてくれたり、上司が気にかけてくれたり、温かさを感じますよね。
本当にそうだね。僕も周りのみんなが支えてくれたから、ここまでやってこれたと思う。ちょうど僕と同じくらいの時期に中途入社した方がいて、その方と研修を一緒に受けたので、今でも同期みたいな感じで仲良し!よく飲みに行ってるよ。
私も同じ時期に中途入社した人が4人いて、年齢も性別もバラバラだけど、すごく仲が良いです。メッセージアプリでグループをつくって「今日はこんなことがあった!」「こんな時どうしてる?」など色々と相談や情報交換をしたりして。みんながいたから心強かったです。
入社前はバイクでツーリングや釣りなどをやっていましたが、今はゴルフにハマっています。というのも、遠鉄タクシーのドライバーにはゴルフ好きがたくさんいて、みんなが誘ってくれるので、入社後にゴルフを覚えちゃいました!最近は休日をみんなと合わせて、一緒にゴルフコースを回って楽しんでいます。昨日も行ってきたんですよ!
ゴルフ楽しそうだね!僕はゴルフはやらないけど、学生時代から旅行が趣味で、最近だと2泊3日で沖縄や韓国に行ってきた!旅の楽しみはなんといっても「ご飯」。事前に美味しそうなお店をピックアップして、ご当地グルメや地元ならではの名物を食べ歩くのが好きかな。上高地とかミステリーツアーとか、これからも色んなところを巡りたいな。
海外旅行いいですね!自分でシフト調整したり、有給休暇を使って長期連休が取れるので、プライベートも充実ですね!
2年目の終わりから、「新人教育」の部署に配属になりました。まだまだ始めたばかりで慣れないことも多いですが、新人が早く成長できるように教育を行っていきたいです。
特に、市外や県外から入社された方に「浜松の地理」を分かりやすく伝えられるよう、新しい教育方法やマニュアルを整備していきたいと思っています。
私は今、運行管理者の資格取得に向けて勉強をしています。運行管理者の資格を取ることで仕事の幅も広がっていくので、まずは合格を目指して頑張ります!
私は遠鉄タクシーで定年まで働くつもりなので、ドライバーとしての経験・知識を身に付けたあとは、運行管理者として活躍したり、ライフステージに応じた働き方を実現していきたいです。
採用担当から2人へメッセージ
Fさんは入社当初から誰とでも臆せずコミュニケーションを取ることが出来ていたので、ベテラン乗務員さんから可愛がられている姿が印象的でした。
今では新人教育という会社の未来を背負う人を育てる立場となり、持ち前のコミュニケーション能力を発揮して、分け隔てなく接している姿が頼もしく見えています。人に教えるための知識や技術をこれから段々と身に付け、「Fさんが教育した新人さんはみんな一線級の人だ」と言ってもらえることを目指して、頑張ってください。
Kさんはいつも明るくニコニコしていて、こちらまで笑顔になる素敵な力をもっています。
現在は乗務員としての経験を積みつつ、受注対応や採用の補助など多様な経験をしてもらっている大変な時期ですが、キャリアアップの基礎となる大切な経験なので、前向きに取り組んでいってください。
遠鉄タクシーの新卒採用は2014年から始まり、10年を迎えました。私自身も2015年に2期生として入社して、乗務員を4年、運行管理を3年経験して、現在は採用担当を任されています。
これから伝統ある遠鉄タクシーを時代に合わせて進化させていくために、様々な経験を積んでパワーアップした2人の力を貸してください。