4勤2休ってどんな働き方? メリット・デメリットを徹底比較!

一般的にあまり馴染みのない「4勤2休」の働き方について「勤務日や勤務時間」といった仕組みに関することや、実態から見るメリットデメリットなどを掘り下げてご紹介し、気になる疑問や不安にお答えしていきます!

目次

<こんな方に読んでもらいたい>
・4勤2休の働き方について興味を持っている方
タクシードライバーや工場スタッフの仕事を検討している方
オン・オフの切り替えがしやすい仕事を探している方

4勤2休の働き方とは

4勤2休の基本的な仕組み


4勤2休とは、4日間連続で勤務した後に2日間休む勤務形態を指します。



6日で1サイクルが完結し、休みの曜日は毎週ずれていくため固定されませんが、一般的な週休2日制と比べると、1日早く休日が巡ってくる点が特徴です。

4勤2休のシフト例


4勤2休の働き方は、主に日勤・夜勤の交代制をとっている職場で採用されています。
その中でも多いのが、24時間体制で生産・サービスを提供する必要がある製造系の工場スタッフ医療・介護施設の職員など。また、近年はタクシー業界においても勤務形態のひとつとして採用している会社が増えています。
それでは、4勤2休にはどんなシフト例があるのかいくつか紹介します。

<タクシー会社などの時間変動制シフト>
タクシー会社などで導入されている4勤2休で多いのが、徐々に勤務時間がずれていく「変形労働時間制」です。
たとえば、1日目は朝から勤務を開始し、4日目には午後から勤務を開始するパターンです。一見不規則な働き方に思えますが、4日間の中で少しずつシフトが変化していくので、慣れれば生活リズムの維持や体調管理はしやすい働き方といえます。
また、4日間勤務した後は2連休が取得できるなど、働きやすさと業務効率を両立させた働き方となっています。



<工場などの交代制シフト>
工場などで多くみられるのが、日勤と夜勤の交代制による4勤2休です。
具体的には、4日間の連続日勤の後に2連休を取り、その後は4日間の連続夜勤に移行するというシフトです。
1日の業務は12時間ずつの2つのシフトで運用されるため、交代時の引き継ぎや職場の繁忙期などによっては数時間程度の残業が発生することもあります。工場によっては、早番・中番・遅番の3つのシフトを組み合わせた4勤2休の3交代制を採用しているケースもあります。

4勤2休のメリット

4勤2休のメリット


非番の日を含め、月に約10日間が休みとなり、年間では120日以上の休日を確保できます。
さらに、年末年始などの長期休暇や有給休暇、その他の休暇制度が加われば、さらに休むことができます。
多くの休みが取れるので、しっかりと休養をとってリフレッシュできるほか、趣味やプライベートの時間を充実させることができます。

平日に休める


4勤2休のシフトの特徴のひとつが、平日に休みが多く取れる点。
休日に混雑しがちな飲食店や商業施設、テーマパークやレジャー施設にも混雑を避けて出かけることができます。
また、市役所や病院、銀行、郵便局などで平日にしかできない用事もスムーズに済ませやすい点も魅力です。わざわざ有給休暇を取ったり、出勤を調整したりする手間が省けるため、プライベートな用事にも柔軟に対応することができます。

シフトがほぼ固定化されているため、事前に友人と予定を合わせられる


基本的には6日のサイクルで休みの曜日が変動していくため、曜日ごとの休日を上手く有効活用して予定を立てることが可能です。
月によっては土曜日、日曜日がお休みになることもあり、プライベートの時間、家族との時間の両方を実現できるのは4勤2休ならではかもしれません!

給与が比較的高い職種が多い


4勤2休のシフトには多くの場合、夜勤が含まれています。
そのため、夜22時以降の勤務には深夜手当が支給され日勤と夜勤を繰り返す生活は日勤のみに比べ体力的な負担が大きいものの、高い給与が励みとなり、頑張れると感じる人も少なくありません。

4勤2休のデメリット

曜日を固定した休みではない


4勤2休の働き方は、毎週の休みがずれていくため、固定の曜日に必ず休むことができません。そのため、決まった曜日に習い事をしている場合や、子どもの送り迎えなどのルーティンがある場合、対応するのが難しくなることもあります。
ただし、月によっては土曜日、日曜日がお休みになることもありますので、家族や友人との予定を合わせるなど、調整することでプライベートとの両立が可能です。

昼夜混合の勤務に慣れない


4勤2休の場合、日勤と夜勤を繰り返すため、一定の時間に働くことが難しくなります。そのほかにも、勤務の中で日勤から夜勤に移行することもあります。勤務時間が変化していくということに対して、慣れるまでは体力的な負担が大きいと感じることがあるかもしれません。

職種別で見る「4勤2休」の実態

4勤2休を導入している業界・職種では、どのような働き方をしているのかを紹介します。同じ4勤2休でも業界によってシフトなどが違うので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

タクシー会社


近年、4勤2休の働き方はタクシー業界でも導入が進んでいます。
遠鉄タクシーでも勤務形態のひとつとして取り入れており、4日間の勤務中に昼間のシフトから夜間のシフトへと徐々に出勤時間がずれていく仕組みになっています。勤務時間が変動するため、慣れるまでは体調管理が難しく感じるかもしれませんが、1回の勤務で最大3時間の休憩を自分の判断で取ることができるので、自身の体調に合わせて無理なく仕事をすることができます。

工場スタッフ


工場でも4勤2休が多く採用されています。
設備や機械が24時間稼働しているため、夜勤が必要になります。2交代制や3交代制など、シフトは各会社・工場によって異なりますが、いずれのシフトでも日勤に比べて稼ぎやすい点にモチベーションを感じている方が多いようです。

4勤2休の仕事探しで失敗しないためのポイント

4勤2休を採用する会社が多くなってきたことで、仕事の選択肢も増えています。
では、実際にどのようなポイントに気をつければミスマッチを防ぐことができるのか、4勤2休の仕事を探す上で注意しておきたいポイントを紹介します。

シフトの詳細と休日の扱いを確認する


<固定か変動か>
日勤から夜勤への移行、または時間変動のサイクルなど、4勤2休のパターンが毎週同じなのか、それとも不規則なのかを確認。固定だと生活リズムを整えやすいですが、変動だと休日が不規則になるため注意が必要です。

<年間休日数>
4勤2休の場合、年間休日数はおおよそ120日前後が基準となります。これを下回る場合、休日数が少なく感じられることがあります。

<深夜勤務の有無>
4勤2休のシフトには夜勤が含まれます。現在、日勤で働いている場合、新しい生活リズムに慣れるまでは
少なからず体への負担が生じるので、
自身の適性を見極めることが大切です。

給与体系と残業の実態を調べる


<月給・時給の違い>
シフト勤務は月の勤務日数が一定でないことがあるため、給与が固定か変動するかを把握しておきましょう。

<残業の頻度>
4勤2休だとシフト内の1日の勤務時間が長くなることが多く、残業が重なると体力的負担が大きくなります。
求人票では「残業なし」と書かれていても、現場での実態が異なる場合もあるので、面接時に確認することが重要です。

<手当の充実度>
夜勤や休日勤務がある場合、手当が適正に支払われるかもチェックしましょう。

ライフスタイルや健康への影響を想定する




<体調管理の重要性>
連続勤務により疲労が蓄積するため、しっかりと休息を取れる環境や習慣が必要。特に夜勤を含む場合は、睡眠の質を保つ工夫が求められます。

<家族や友人との時間の調整>
4勤2休のサイクルが一般的な土日休みとずれることが多いため、周囲の予定と合いにくくなる可能性があります。家族や友人との時間をどう確保するかを事前に考えておくと良いでしょう。

<趣味やリフレッシュの計画>
4勤2休の休日を活かして、混雑を避けて旅行や趣味を楽しむなど、メリハリのある生活を心がけることも大事です。

職場環境を事前に把握する


たとえば会社の規模に照らし合わせれば、「4勤2休の働き方をしている社員が多い=働きやすい環境が整っているので長く続けやすい」「会社が大きければ、その分シフト管理などもしっかりしている」と想定することができます。

実際に働いている人の声

実際に、4勤2休のシフトで働いている人からは、次のような声も挙がっています。

毎週2日間の連休があるから、しっかりと疲労を回復できる
・週5日勤務と比べ4日働いて休みがくるので体力的に楽
・ 日勤のみよりも給与が高い
・有給を組み合わせることで4連休以上の休みも取りやすい
・休みの曜日が固定されないので休日ごとに違う過ごし方ができる
平日休みがあるので、銀行・病院などの用事を済ませやすい

平日休みのメリットや、必ず2連休があることで体調管理の面でも負担が少なく働きやすいと感じている方が多いようです。

遠鉄タクシーの4勤2休について

<勤務時間について>
遠鉄タクシーでは朝勤務から始まり徐々に夜に勤務時間がずれていく時間変動制を採用しています。

夜勤といっても深夜3時前までで勤務終了のため、少し夜更かしをしているような感覚です。
そのため正反対の勤務に移行していくシフトと比較して生活リズムが作りやすく、体力的にも比較的楽なように思われます。

▼遠鉄タクシー社員のインタビューをcheck!▼

<休日について>
年末年始等の長期連休はありませんが、毎月自分の好きな日に当てはめることができる「所定休日」が1日あり、年間休日は非番を含め最大133日となっています。
また、有給休暇取得率約90%と休みをしっかりとる風土が根付いています。
更に、休日に出勤する代わりに勤務日を休むことができる振替出勤制度があり、月に2回までであれば自分の好きな日に行うことができるので、ある程度の予定に合わせることが可能となっています。

▼遠鉄タクシーの働き方についてcheck!▼

まとめ

「実際に働いている人の声」にあるように、4勤2休に対して多くのメリットを感じている方が多いようです。自身のライフスタイルや希望と照らし合わせたうえで、メリットに対して魅力を感じる方であれば働きがいがあると思います。

遠鉄タクシーでも4勤2休を導入していますが、可能な限りワークライフバランスの実現に配慮した働き方を提案しています。
▼遠鉄タクシー社員の十人十色な働き方をcheck!▼

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